1.バッテリー、記録メディアの予備を
ついつい張り切って運動会の前半で撮り過ぎ、後半のリレーなど良いところでバッテリーやメディアの残りが心配になることがあります。
予備があると不安のタネがひとつ減ります。予備を持たないときには時間配分に気をつけてくださいね。
2.運動会のプログラムを確認
運動会のプログラムは前もって配られていると思います。お子さんの出番はしっかり確認しましょう。
また、最近は競技やアトラクションごとのお子さんたちの配置まで書かれたプリントがもらえたりしますので、そちらもあれば確認します。
ここで終わってはいけません。
ダンスなどのアトラクションならどの列の何番目あたりで、始まったらどう動くか、徒競走なら何番目の何コースか、まで確認しましょう。
何学年かが一緒にやるような大人数のアトラクションのときは、大体の位置が分かっていてもその中の一人を見つけるのは意外と大変です。
わが子の姿を見つけられずに終わる(汗)、あとで見たら違う子を撮ってた(大汗)、そんなことのないように準備は万全に。
3.デジタルズームはオフに
運動会など広い場所での撮影では必須のズームですが、「デジタルズーム」という機能がオンになっていたらオフにしておくことをオススメします。
「光学ズーム」「デジタルズーム」という2つの言葉を見たことがあるかもしれません。
「光学ズーム」が、本来の、レンズによって被写体を引き寄せ大きく写す方法です。この方法で大きな倍率を得るためには、レンズが大きくなったり高価になったりしてしまいます。そこで倍率の小さいレンズを補完するために登場したのが「デジタルズーム」です。
「デジタルズーム」は映像を画像処理的に拡大するものです。レンズの性能以上に拡大するので映像は粗くなります。例えると、小さな写真をスマホの画面をピンチアウトして拡大するような感じでしょうか。拡大は出来ても、元の写真が小さいので画像は粗くなるだけですよね。
今はデジタルズームもメーカー各社の技術の進歩ででかなりきれいになってきました。実用に耐えるなら「絶対にオフ」とも言い切れないのかもしれませんが、実際に前もってデジタルズームを使ってテスト撮影をしてみてることはお忘れなく。小さな液晶で見て「そんなに粗くない」と思っても、大きなテレビで見ると粗さが目立つこともあります。
4.逆光補正を覚える
被写体をきれいに撮影するには順光(カメラマンの後ろから光が当たる)が基本ですが、屋外では逆光や背景が明るい場所(空や白っぽい壁など)での撮影も多くなります。
カメラが自動で明るさを調節すると、空など明るい部分を明るくなり過ぎないようにしようとするため、他の部分(たとえば人の顔)が黒くつぶれてしまうことになります。これは多くの人が経験しているのではないでしょうか。
これを直すのが「絞り」(アイリス)の調節です。マニュアル操作で絞りが調整できる機種は、ぜひ使い方を覚えてください。
マニュアルでなくても、今は多くのビデオカメラにワンタッチで逆光補正をしてくれる機能が付いていると思います。その操作はしっかり覚えておきましょう。
オートの撮影で乗り切る必要があるときは、被写体をアップにして、空などの明るい部分が画面内に入らないようにすると適正な絞りに調節してくれます。