アップを撮るときは自分が近づく
大きく撮りたいときは自分が近づきましょう。
近づけない場合などにズームでのアップを使うようにしましょう。
顔のアップを撮るコツ
人物のアップを撮るときは、頭の上にあまり空間を作らない構図にし、視線方向の顔の前の空間を広めにすると安定します。
絞りの話 逆光とスポットライト
空を背景にして立っている人を撮影すると顔が暗くなってしまう、暗いステージ上でスポットライトを浴びている人を撮影すると顔が白く飛んでしまう、ということがありますよね。
これは、レンズに入る光の量の調整する「絞り(アイリス)」の機能がオートになっているために起こります。
カメラが自動で、画面内の明るすぎる部分を抑えよう、暗い部分を明るくしよう、としてくれているわけです。
でも、こちらとしては、空は明るすぎてもいいから顔が写ってほしいし、暗いところは暗いままでいいから顔が写って欲しいわけです。
この補正をワンタッチで行うのが「逆光補正」や「スポットライト補正」と呼ばれる機能です。このボタンはぜひ覚えておきましょう。
また、マニュアル(手動)で絞りを調整できる機種の場合は、マニュアル操作をぜひ覚えてください。いろんな状況に応じて微調整が出来るのできれいな映像を撮ることができます。
レンズの特性
レンズは広角側(広く撮る側)ほど、ピンボケしにくく手ブレが目立ちません。
逆に望遠側はピンボケしやすくブレが目立ちます。
基本的にレンズは広角側で使うようにしましょう。特に手持ち撮影のときに望遠側を使うのは避けましょう。
望遠を使う場合は三脚が必須です。
インサート用カットを撮ろう
インサートショット(予備ショット)を撮りましょう。
その場の特徴的な小物などのディテールショットを撮っておくと、特に編集をするときに役立ちます。
凝った編集をしない場合も息抜きショットとしてあるといいです。
「逆スイッチ」にはご用心!
撮影のコツというわけではないのですが、注意したいのが「逆スイッチ」です。
ビデオの撮影で誰もが一度は経験する失敗です。
録画ボタンを押したつもりが押せてなかったり、あわてて2度押してしまうなどして、スタートとストップが逆になってしまうことです。
撮ってるつもりの時に録画されておらず、止めた(と思った)あとの移動の地面しか撮れていないというようなものです。
これは最後まで気がつかないと、撮りたかった場面だけが見事に撮れていないという、悔やんでも悔やみきれない失敗になります。
録画ボタンをしっかり押すこと、液晶画面の録画中を示すマークやカウンターの動きを確認するクセをつけましょう。