カメラを動かすときはゆっくりと
カメラを動かして撮影するときは出来るだけゆっくり動かすようにしましょう。
これはやってみると意外と難しいものです。
撮影のときはかなりゆっくり動かしたつもりでも、後で画面で見てみると意外に動きが早いと感じることがあります。
ですから撮影のときには、はやる気持ちをグッと我慢して「遅すぎる」と感じるぐらいに動かしておくと後で見てちょうど良くなります。
動かす前に終点を決めておこう
パンやティルト、ズームをするときは、実際に撮影する前に一度その動きを試して、最後に止める場所とサイズを決めておきましょう。
止まるのかなと思うとまた動き出すようなパンやズームは見ていてカッコ良いものではありません。
「何を撮ろうか」「どこでやめようか」と迷っている撮影者の気持ちは案外画面を通して見ている人に伝わるものです。
5秒は「止め」を作ろう
パンやズームのときは、動かす前後に5秒間カメラを動かさない「止め」の画面を撮るようにしましょう。
いきなり動き出す画面は非常に落ち着きがなく見ずらいものになります。
また、後から編集を考えている場合は、動きの前後の「のりしろ」はとても大事です。
5秒というのは結構長い時間です。
頭で数えた5秒は大体実際には5秒に足りません。ゆっくり数えるくらいでちょうどよいくらいです。
パンのときの姿勢
動きを試さずにパンをした時などによくあることですが、カメラを動かしているうちに自分の姿勢が苦しくなってきて、パンの終わりになるにつれて画面が震えて見苦しくなるようなことがあります。
パンをするときは、パンの終わりの位置が一番楽な姿勢になるように身体の向きを決め、そこから身体をひねってスタート位置にカメラを向け、だんだん姿勢を戻すようにしましょう。
肝心なカメラ操作は息を止める
呼吸するときの身体の動きは意外と大きいものです。
特に望遠で撮っているときは、少しのブレが画面上に大きく現れます。
ここぞと思う大事なショットは息を止めて撮るくらいの気持ちでのぞみましょう。